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求める地へ歩き出す者

辻ゆう子が退団した。来る時が来たに過ぎない出来事。と言ってしまえばそれまでである。しかし、彼女は劇団の歴史の中で"特異な存在"ではある。それはこの退団が「二度目」であると言う事。

 

「一度目」の時は「続けて欲しい」と思っていたが、それを口にする事はなかった。僕が何を言っても今は聞く耳を持っていないだろうと思っていたし、仮に聞き入れたとしてもそれは「辞めれないからいる」に過ぎない事もわかっていた。

 

そして今回は「続けて欲しい」とは一切思っていない。本人にも言ったが「自ら言い出さなくとも、もう役者をやらせることはない」と思っていた。それは彼女に失望したわけでも、興味がなくなったわけでもない。そう、来る時が来た。それに過ぎないのだ。


生きる為に演劇が必要だった彼女が「もう"虚構"は必要ではない!」とばかりに、別の道・・・真の己の生きる道を進む。もう"役者・辻ゆう子"に逢う事はない。いや、そんな者は何処にもいなかった。ただ"迷える者"がいて、出逢い、別れ、泣き、笑い・・・時を経て、「私は!」と真っ直ぐ前を見つめ、だけど振り返る事も恐れない自然体で、求める地へ歩き出しただけだ。

 


この決意にいたいる過程に"演劇"が必要であり"迷子の遊園地"が必要であったのなら、何かしらの"道標"となったのなら、それは喜ぶべきことだろう。そして、いま僕も彼女と同じ想いではある。真っ直ぐ前を見つめ、だけど振り返る事も恐れない自然体で、求める地へ歩き出す。しかし、その進行方向は真逆だ。

 

藤田ヒロシ


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