初演から再演まで

”憧れ”だった映像作品を最後に迷子の遊園地を解散したし、演劇とは無縁の生活を楽しんで、その後1本のプロデュース公演の演出を挟んで演劇団S.O.を旗揚げし演劇に戻ってきたわけです。
昔よく言っていた。「演劇を止める為に、演劇をやっている」的なこと。
演劇に対してキッチリと落とし前を付けて、引きずらないで生きていけるように・・・最近それを思い出した。
今は、「止める為に〜」なんて思いはない。微塵も。
かと言って「一生やっていきますよ」ってわけでもない。
ただ、やりたい1本。叫びたい1本。それに集中しているだけ。
これが最後になるかもしれないし、来年の春あたりに次回作をやっているかもしれない。
今は、そのどっちでもいい。
正直、この「再生」という作品が面白いかどうか、自分でははっきりとわからない。もちろん、自分の中には明確にこの作品でしか「叫べないもの」があると思っている。でも、他者にとってそれが響き、映るのか?
今まで手掛けてきたさ作品の中で一番わからない。それが「再生」。でも、もっとも愛しい作品。それが「再生」。
泣けるストーリーも、笑えるギャクも、驚きの仕掛けもない。
単に4人の人間がそこに生きているだけの舞台。
たまには、そんな「わけわかんないんですけどぉ」って作品にお付き合いをしてみてはくれませんか?
迷子の遊園地SpecialAct 「再生」
2013年11月10日(SUN)
チケット・詳細は、公演ウェブサイト
- 2013.10.25 Friday
- 主宰の日記
- 16:55
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- by 迷子の遊園地